top of page
検索

ギックリ腰はどうしたらいいか?

 「今、立ち上がろうとしたら腰がぐきっとなりました。リハビリをしてもらえますか?」

 結論から言うと、ギックリ腰(以下、急性腰痛)の場合はリハビリの効果は非常に薄くなります。出来なくはないが、非常に良くなるとは言い難い状況です。なぜならば、医学的な根拠も急性腰痛には薬物療法(痛み止めなど)が推奨されています。薬物療法にて痛みのコントロールをしながら生活をおこなうことが重要で、過度な安静はむしろその後の慢性痛を引き起こすので注意が必要です。

 リハビリなどの運動療法が腰痛に良いと言われているのは、急性期を過ぎたあたりで、亜急性や慢性と言われる時期です。痛みが出たところを基準として2週間程度の期間が過ぎた辺りになります。急性腰痛が生じてから、6割程度の人は自然に回復します。残りの4割の人が慢性腰痛に移行し、その4割の内の1割程度の人が急性腰痛を繰り返します。リハビリが必要になるのは、その慢性腰痛に移行した人や急性腰痛を繰り返す人になります。

 リハビリの主たる目的は、体の機能を改善させること。痛みの原因は、体が正常に動いていないため、その歪みが集中したものと捉える事になります。急性腰痛から回復できる6割の人は、体の機能が正常と言えます。ただ、慢性腰痛に移行する人、急性腰痛を繰り返す人は体の機能が低下しており、その機能をリハビリにより改善させる必要があります。

 腰痛には運動療法が良いと言われていますが、それは単なるトレーニングではありません。例えば、股関節を正しく使えないことで腰に負担がかかる場合があります。その場合、体幹トレーニングをするのば間違っているので、痛みが改善しないどころか痛みが増悪する危険もあるわけです。

 体のどの機能が低下しているかをしっかりと見極める。これを評価といいます。

 評価をした上で、体の機能の問題と腰痛との関係性を確かめる。これを統合といいます。

 統合をした上で、適切な治療プログラムを立案します。

 リハビリではこれを常に繰り返しながら、実際の施術を行なっています。これは、リハビリでなければ出来ません。単なるマッサージやトレーニングではないことが、ここにあります。そのため、痛みの改善に対して、効果的であると言えます。

 腰痛でお悩みの方は、一度ご相談ください。こちらをクリックすると、問い合わせページに移動しますので、メールに「ご相談」と記載の上、腰痛のお悩みについて記載して下さい。※相談ですので、勧誘などは一切いたしません。ただ、メールの返信は遅れることがありますのでご了承ください。

 
 
 

最新記事

すべて表示
脳卒中退院後の歩行訓練はどうするか?

「脳卒中を患い、合計6ヶ月入院にてリハビリを行ない退院になりました。退院後の歩行訓練はどのようにしたら良いでしょうか」  このようなお問い合わせがありました。  脳卒中を患った場合、入院中に180日、退院後も介護保険などを使用してリハビリを継続する事になります。しかし、それ...

 
 
 
それって骨折の後遺症?

10年前に鎖骨を骨折した。そのときは手術をして、腕も問題なく動くようになった。1年ほど過ぎたときに鎖骨を止めていた金具を外した。  これで治ったと思っていたけど、1年半くらい前から骨折した方の肩や首に不調が出てきた。そのうち、背中や腰も痛むようになってきて整形外科を受診した...

 
 
 
パーキンソン病と腰痛の関係は?

パーキンソン病を患っている方の多くが、腰痛に対して困っています。これは、パーキンソン病による、無動や姿勢反射障害など、体が動かしにくいことに原因があります。この腰痛事態がパーキンソン病の症状の悪化に繋がるなどの関係性があるともいわれており、注意が必要になります。...

 
 
 

Comments


​あなたの“もっと”を叶えたい

自費リハビリ『となり』

営業日 :毎日営業

営業時間:7:00~21:00

    (月木7:00~12:00、19:30~21:00)

電話  :080-6451-8603

Eメール :rihatonari@gmail.com

住所  :松本市出川町6-8、うすいクリニックさま隣

​     南松本駅より徒歩13分、お車5分

bottom of page