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パーキンソン病の6割程度が専門的な運動療法を受けていません。

執筆者の写真: 大輔 新江大輔 新江

 当施設で自費によるリハビリを受けられるパーキンソン病の方は70歳よりも若い場合がほとんどです。その方々は、これまで専門的な運動療法(リハビリ)を受けたことがない方です。

 ある県のパーキンソン病の方に対するアンケート調査によると、そのうちの6割程度の方が医療機関での専門的な運動療法を受けたことがないと答えています。さらに、医療機関以外でも3割の方が専門的な運動療法を受けたことがないとも答えています。

 パーキンソン病のリハビリも目的は、主たる症状によって生じる機能低下を改善することにあり、パーキンソン病に理解のある専門家による介入がとても重要になります。しかし、6割程度の範囲に入る方は、大切はセルフケアが自己流になり、過用(やり過ぎる)、誤用(間違っている)の危険性は大いにあります。

 当施設に通われている方は、どこに行けば自分に合った専門的な運動療法ができるのかと悩まれた結果、探しに探して見つけたと仰って頂いております。

 当施設では、パーキンソン病だからこれをする、といった定型的な運動療法は行なっておりません。理学療法士である以上は、パーキンソン病についての基本的な知識がありますので、それを基にして、一人ひとりのお体の状態に合わせた運動療法を行なっております。一人ひとり全くとは言いませんが違うことを行なっております。それは、パーキンソン病でもそれぞれ全くことなる症状があるからです。それを体の機能評価で見つけ出し、必要な運動を行なうから、一人ひとりの運動が違ってくるのです。

 そして、一度お伝えした運動療法、セルフケアは、リハビリごとに少しずつ変わってきます。それはパーキンソン病の症状の進行ではありません。セルフケアが効果的か否かを判断して、最も良いものをお伝えするからです。

 インスタでも簡単な機能訓練をupしていることがあるので、確認してください。それをやってみてもなかなか変わらないと言うときは、是非、当施設にお越し下さい。結果でお応えします。

 
 
 

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