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変形性膝関節症は予防が大切。

 膝の痛みがあって、病院に行きました。レントゲンを撮り、診断結果は変形性膝関節症でした。電気治療をして、薬を処方されて、また一ヶ月後の診察。この膝の痛みはよくなるでしょうか。とのお問い合わせです。

 まず始めにお伝えしておくべきは、変形性膝関節症を治すことは、手術以外にはあり得ません。どういうことか説明すると、変形性膝関節症は関節の変形、つまり骨の変形になります。ボキボキ整体をしても、リハビリをしても骨の変形は改善しません。皮膚を開き、骨を削り、人工関節を入れて、アライメントを整えて、皮膚を閉じる。これが骨の変形を治すということです。

 ただ、変形性膝関節症による膝の痛み、関節のこわばりに関しては、リハビリで対応することが出来ます。

 変形性膝関節症による膝の痛みが、間違った動作によるもの、膝回りの筋肉の使い方が÷間違っている、筋肉が固くなっている場合には、リハビリにより痛みが変化することがあります。また、関節のこわばりに関しても、骨の変形以外で生じたもの、つまり筋肉の硬さや動きの悪さによるものであれば、これもリハビリで変化を感じることが可能です。

 現段階で、変形性膝関節症と診断されてい方は、これ以上の症状を進行させないように予防が重要になります。まだ、変形性膝関節症と診断されていない方でも膝の痛みがある方は、変形性膝関節症自体を予防することが更に重要になります。

 それら、予防に関してはリハビリが最も効果的であると言われています。医学的な根拠も多数あります。

 ただ、この予防を目的としたリハビリは目に見えるほどの効果は感じにくいですが、長年の積み重ねでようやく効果を感じることが出来ます。

 リハビリは続けるもの。諦めないこと。でも、頑張らないこと。それらが大切です。

 
 
 

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