甲状腺機能低下はリハビリで良くなるか。
- 大輔 新江
- 3月19日
- 読了時間: 2分
数日前にとある女優が甲状腺機能低下によりお亡くなりになりました。そのニュースを聞いて不安になった方からのお問い合わせです。
甲状腺機能は体の生命を維持することに重要な組織で、新陳代謝や呼吸、体温を維持する、子どもの成長や発達を助ける、大人の脳の働きを助けるなどがあります。場所は喉仏の下あたりにあります。甲状腺機能は低くても高くても駄目で、ちょうど良いところが大切です。例えば甲状腺機能が低下すると、代謝の低下、疲労感、鬱症状などが生じます。逆に甲状腺機能が高くなると、興奮状態が続き、食べても痩せる、眠れないなどの症状が生じます。
この甲状腺機能は、体の生命維持として機能しております。これをリハビリ自体で良い方向に向かわせる事は出来ません。医学的に根拠がありません。お問い合わせの方からは、YouTubeでの動画には喉辺りをマッサージすると良くなるとあると質問がありましたが、医学的にマッサージをして甲状腺機能が変わるとのデータはなく、あまり信じないほうが良いとのお答えになりました。
私の経験として、病院で甲状腺機能低下により入院中の患者さまに対してリハビリ(理学療法)を行なったことはあります。ただし、それは甲状腺機能を直接どうこうするものではありません。甲状腺機能低下により引き起こされる二次的な合併症として、関節が固まる、筋力が低下する、バランスが悪くなる、などの症状に対して、医師の指示により行なったものです。その方の体の状態を医学的に確認しつつ行なったものです。
もし、甲状腺に不安がある?と思われるようでしたら、まずは内科への受診が絶対必要です。そこでしっかりと体の状態を確認することが何よりも重要です。
その上で、体を少しでも動かした方が良いとなれば、当施設でリハビリを受けることをお勧めします。こちらをクリックして頂くとご予約ページへ移動します、60分のリハビリを選択してご予約下さい。お体の状態に合わせてリハビリを行ない、良い状態に進めるようにお手伝いをいたします。
また、無料でのお問い合わせもお待ちしております。お体の事で不安なことや知りたいことなどあれば、こちらをクリックして下さい。お問い合わせページに移動しますので、メールや電話にてお気軽にご連絡ください。お待ちしております。
Comments