ギックリ腰はどうしたらいいか?
- 大輔 新江
- 10 時間前
- 読了時間: 2分
「今、立ち上がろうとしたら腰がぐきっとなりました。リハビリをしてもらえますか?」
結論から言うと、ギックリ腰(以下、急性腰痛)の場合はリハビリの効果は非常に薄くなります。出来なくはないが、非常に良くなるとは言い難い状況です。なぜならば、医学的な根拠も急性腰痛には薬物療法(痛み止めなど)が推奨されています。薬物療法にて痛みのコントロールをしながら生活をおこなうことが重要で、過度な安静はむしろその後の慢性痛を引き起こすので注意が必要です。
リハビリなどの運動療法が腰痛に良いと言われているのは、急性期を過ぎたあたりで、亜急性や慢性と言われる時期です。痛みが出たところを基準として2週間程度の期間が過ぎた辺りになります。急性腰痛が生じてから、6割程度の人は自然に回復します。残りの4割の人が慢性腰痛に移行し、その4割の内の1割程度の人が急性腰痛を繰り返します。リハビリが必要になるのは、その慢性腰痛に移行した人や急性腰痛を繰り返す人になります。
リハビリの主たる目的は、体の機能を改善させること。痛みの原因は、体が正常に動いていないため、その歪みが集中したものと捉える事になります。急性腰痛から回復できる6割の人は、体の機能が正常と言えます。ただ、慢性腰痛に移行する人、急性腰痛を繰り返す人は体の機能が低下しており、その機能をリハビリにより改善させる必要があります。
腰痛には運動療法が良いと言われていますが、それは単なるトレーニングではありません。例えば、股関節を正しく使えないことで腰に負担がかかる場合があります。その場合、体幹トレーニングをするのば間違っているので、痛みが改善しないどころか痛みが増悪する危険もあるわけです。
体のどの機能が低下しているかをしっかりと見極める。これを評価といいます。
評価をした上で、体の機能の問題と腰痛との関係性を確かめる。これを統合といいます。
統合をした上で、適切な治療プログラムを立案します。
リハビリではこれを常に繰り返しながら、実際の施術を行なっています。これは、リハビリでなければ出来ません。単なるマッサージやトレーニングではないことが、ここにあります。そのため、痛みの改善に対して、効果的であると言えます。
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