top of page
パーキンソン病の保険外リハビリ
日本神経学会のパーキンソン病治療ガイドラインによると、運動療法は、身体機能、健康関 連QOL、筋力、バランス、歩行速度の改善に有効であることして推奨されています。リハビリに用いる際の注意点として、「個々の重症度や症状に応じて」、「患者ごとにその内容を選択・構成して実施すること」の重要性が指摘されています。 このガイドラインを簡単に述べると、パーキンソン病の方には個別のリハビリが必要であるということです。 しかし、パーキンソン病と診断された初期段階では、日常生活に介助や介護を必要とすることはほどんどなく、自分で生活のほとんどが出来ていることのほうが多くあります。その中には仕事も継続されている方も多くいらっしゃいます。 その場合、病院でリハビリを処方されることは少なく、自分でジムなどに通ってセルフリハビリを行なっている方がほとんどです。 だからこそ、保険外リハビリを選択して欲しいと考えています。なぜならば、パーキンソン病と診断された初期の段階からリハビリを継続する事で、自分で生活できる状態が長く続くといわれているからです。...
14 分前読了時間: 2分
変形性膝関節症は、ケアの継続が必要。
変形性膝関節症は、膝の痛みや関節の変形、拘縮が主な疾患です。加齢、肥満、遺伝学因子、力学的負荷など多くの原因が影響して発症する多因子疾患です。 変形性膝関節症は、痛みなどの動きにくさにより生活障害を引き起こし、高齢者の介護認定となる要支援になる原因の1位、要介護になる原因の4位となります。現在、日本では変形性膝関節症の方は800万人と推定されていますが、全てを受け入れられるだけの容量が今の医療機関にはありません。 変形性膝関節症と診断された方には、継続したリハビリが必要とされています。リハビリを継続する事で、運動機能が向上するという報告があります。このリハビリは、痛みや疲れの軽減、関節可動域の拡大、軽い運動時間の増加、日常生活動作障害の軽減などに効果があります。 しかし、日本の医療制度では、変形性膝関節症のリハビリは運動器疾患という枠になるため150日というリハビリ日数の制限があります。150日以降のリハビリを受けることが現状の医療制度では難しい状況となります。 継続したリハビリが必要であるという医学的な根拠があるにも関わらず、リ
11月19日読了時間: 2分
パーキンソン病の人は疲れやすい。
パーキンソン病の主症状として、安静時振戦、筋固縮、動作緩慢、姿勢反射障害といわれております。それらの主症状の影響により、関節の柔軟性が低下する、筋力が低下する、バランス能力が低下すなどの二次的合併症が引き起こされるため、その二次的合併症に対するリハビリは病期の進行を予防する上でも重要なアプローチ方法になります。 当施設でも、パーキンソン病患者さまに対して、お体の様子に合わせて、体の柔軟性を作る、筋力を向上させる、バランスを確保するなどのアプローチを専門的に行なっております。 パーキンソン病の方から、疲れやすいといった相談を受けることが多くあります。動きたいけど、疲れがでて動けなくなる。疲れで体が重く感じる。気持ちも乗らない。というご相談が中心になります。 ただ、この疲れは、パーキンソン病に罹患されているほぼ5割の方が感じている症状になります。最新の研究報告では、脳の前頭葉の血流障害や、脳のホルモンであるセロトニンの作動性機能低下と関連があるといわれています。 つまり、疲労に対してもしっかりとケアをしていくことが重要になります。血流障害に対
11月1日読了時間: 2分
変形性膝関節症は予防が大切。
膝の痛みがあって、病院に行きました。レントゲンを撮り、診断結果は変形性膝関節症でした。電気治療をして、薬を処方されて、また一ヶ月後の診察。この膝の痛みはよくなるでしょうか。とのお問い合わせです。 まず始めにお伝えしておくべきは、変形性膝関節症を治すことは、手術以外にはあり得ません。どういうことか説明すると、変形性膝関節症は関節の変形、つまり骨の変形になります。ボキボキ整体をしても、リハビリをしても骨の変形は改善しません。皮膚を開き、骨を削り、人工関節を入れて、アライメントを整えて、皮膚を閉じる。これが骨の変形を治すということです。 ただ、変形性膝関節症による膝の痛み、関節のこわばりに関しては、リハビリで対応することが出来ます。 変形性膝関節症による膝の痛みが、間違った動作によるもの、膝回りの筋肉の使い方が÷間違っている、筋肉が固くなっている場合には、リハビリにより痛みが変化することがあります。また、関節のこわばりに関しても、骨の変形以外で生じたもの、つまり筋肉の硬さや動きの悪さによるものであれば、これもリハビリで変化を感じることが可能です。
10月19日読了時間: 2分
なかなかよくならない腰痛。
腰痛は、日本人の8割が一度は経験します。しかも、現時点でも3,000万人が悩んでいるという統計データがあります。そして、そのほとんどが原因が分からない。これは原因がレントゲンやMRI、血液検査などにより明らかに出来ないものです。つまり、しゃがむと腰が痛いという場合に、何かし...
10月6日読了時間: 2分
膝の痛みはトレーニング?
加齢により徐々に体の節々に痛みが出るようになります。その中でも膝の痛みは代表的です。例えば、椅子からの立ち座り、階段の登りや下り、歩き出しなど、生活の動作の様々な場面で痛みを感じることがあると思います。 膝の痛みで注意したいのが、膝の関節の炎症、半月板の損傷、変形性膝関節...
9月25日読了時間: 2分
足の付け根の痛み
立ち座りや階段、歩いているときの不意の方向転換などで足の付け根に痛みがでる。そけい部なのか、お尻の外側なのか、よく分からない。でもその辺りが痛むという相談を受けました。ちなみにそけい部は、ビートたけしさんがやるコマネチというギャグの部部分です。...
9月9日読了時間: 1分
パーキンソン病の新たな治療法
住友ファーマがiPS細胞からつくった神経細胞をパーキンソン病患者に移植する治療法について厚生労働省に承認を申請した、とのニュースがありました。これは、画期的です。世界的にもiPS細胞を使った治療法は初めてのことです。これから医療が加速度的に変化して、患者さんに対して良い方向...
8月6日読了時間: 1分
老いは足から。
最近、つまずきやすくなった。立ったままズボンがはけなくなった。足が疲れやすい。そのようなご相談がいくつかありました。 医学的な研究の中でも、「老いは足から。」と言わざるを得ないものがあります。代表的なものがバランス能力は足から悪くなるということ。もともとのバランスは股関節...
7月15日読了時間: 2分
筋肉痛は不必要?
当施設では、リハビリを提供しております。リハビリの内容としては筋のリリースやストレッチ、身体機能トレーニング、応用動作トレーニングなどを行なっております。リハビリを行なった後、筋肉痛になる方もいらっしゃいます。 本日は、当施設に通われている方の質問、「筋肉痛が必要か、不必要...
7月7日読了時間: 2分
脳卒中退院後の歩行訓練はどうするか?
「脳卒中を患い、合計6ヶ月入院にてリハビリを行ない退院になりました。退院後の歩行訓練はどのようにしたら良いでしょうか」 このようなお問い合わせがありました。 脳卒中を患った場合、入院中に180日、退院後も介護保険などを使用してリハビリを継続する事になります。しかし、それ...
6月18日読了時間: 2分
それって骨折の後遺症?
10年前に鎖骨を骨折した。そのときは手術をして、腕も問題なく動くようになった。1年ほど過ぎたときに鎖骨を止めていた金具を外した。 これで治ったと思っていたけど、1年半くらい前から骨折した方の肩や首に不調が出てきた。そのうち、背中や腰も痛むようになってきて整形外科を受診した...
6月2日読了時間: 2分
ギックリ腰はどうしたらいいか?
「今、立ち上がろうとしたら腰がぐきっとなりました。リハビリをしてもらえますか?」 結論から言うと、ギックリ腰(以下、急性腰痛)の場合はリハビリの効果は非常に薄くなります。出来なくはないが、非常に良くなるとは言い難い状況です。なぜならば、医学的な根拠も急性腰痛には薬物療法(...
5月16日読了時間: 2分
パーキンソン病と腰痛の関係は?
パーキンソン病を患っている方の多くが、腰痛に対して困っています。これは、パーキンソン病による、無動や姿勢反射障害など、体が動かしにくいことに原因があります。この腰痛事態がパーキンソン病の症状の悪化に繋がるなどの関係性があるともいわれており、注意が必要になります。...
4月15日読了時間: 2分
おめでとうございます。
本日は、松本市内の各校で小学生の入学式ですね。かわいい子供たちと父兄の方々が歩いているのをみるとほっこりします。ランドセルが大きすぎる。それがまたかわいいんです。 松本市内は運転が乱暴だとか言われますが、横断歩道での一旦停止は全国平均より圧倒的に守られており、子どもたちの...
4月4日読了時間: 1分
甲状腺機能低下はリハビリで良くなるか。
数日前にとある女優が甲状腺機能低下によりお亡くなりになりました。そのニュースを聞いて不安になった方からのお問い合わせです。 甲状腺機能は体の生命を維持することに重要な組織で、新陳代謝や呼吸、体温を維持する、子どもの成長や発達を助ける、大人の脳の働きを助けるなどがあります。...
3月19日読了時間: 2分
すくみ足の専門リハビリ
なぜ、すくみ足となるのか分かっていますか。病院のリハビリで線を跨いでいる、声かけのリズムで歩いている。そのリハビリの理由が分からないと、応用的な動作までリハビリが繋がらないし、もっと出来るはずが、出来ないままの状態になります。...
3月12日読了時間: 2分
パーキンソン病の6割程度が専門的な運動療法を受けていません。
当施設で自費によるリハビリを受けられるパーキンソン病の方は70歳よりも若い場合がほとんどです。その方々は、これまで専門的な運動療法(リハビリ)を受けたことがない方です。 ある県のパーキンソン病の方に対するアンケート調査によると、そのうちの6割程度の方が医療機関での専門的な...
2月27日読了時間: 2分
神経難病にもリハビリが効果的です
神経難病とは、脳や神経に発症する難病で、原因や治療法がはっきりとしていない疾患の総称です。パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症、多系統萎縮症、多発性硬化症、脊髄小脳変性症などが代表的な疾患となります。 神経難病の主な症状は、関節の可動域が低下する、筋力が低下する、手足が震え...
2月12日読了時間: 2分
介護度をもらえない脳卒中後遺症
題名にあるように、脳卒中後遺症でも比較的軽症の方、年齢が若い方など、一定の条件があると介護度がつかず、介護保険によるリハビリが出来ない場合があります。 今回は、介護度がもらえず自分でリハビリを続けていたけど、なかなか上手くいかず当施設に来た方です。...
1月26日読了時間: 2分
bottom of page

