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脳卒中後の歩行リハビリで大切な3つの視点

脳卒中を発症すると、「歩けるようになるか」が多くの方にとって一番の不安になります。実際、当施設にご相談に来られる方の多くも、「また外を一人で歩きたい」「転ばずに買い物に行きたい」といった歩行に関する目標を持たれています。

今回は、脳卒中後の歩行リハビリで特に大切なポイントについてお伝えします。


①「歩く練習」だけでは歩行は良くならない

歩行が不安定になる原因は、単に足の筋力が弱いからではありません。

  • 麻痺側に体重をかけられない

  • 体幹(お腹・背中)がうまく使えない

  • バランス感覚が低下している

こうした要素が重なり合って、歩きづらさが生じます。そのため、歩く練習だけを繰り返しても限界があるのが現実です。


②「左右差」をどう減らすかがカギ

脳卒中後の歩行では、

  • 麻痺側の足が出にくい

  • 健側に頼った歩き方になる

といった左右差が強く出ます。この状態が続くと、転倒リスクが高まるだけでなく、腰や膝の痛みにつながることもあります。

リハビリでは

  • 麻痺側に体重を乗せる練習

  • 骨盤や体幹の動きを整えるといった**「歩行の土台づくり」**がとても重要です。


③ 発症から時間が経っても改善の可能性はある

「もう発症から半年以上経っているから…」と不安に思われる方も少なくありません。

しかし近年では、慢性期(発症から時間が経った時期)でも歩行能力は改善することが分かってきています。適切な評価と、その人の状態に合ったリハビリを行うことで、

  • 歩行の安定性

  • 歩くスピード

  • 疲れにくさ

が変わってくるケースも多く見られます。


まとめ

脳卒中後の歩行リハビリで大切なのは、「とにかく歩く」ことではなく、なぜ歩きづらいのかを正しく評価し、必要な部分にアプローチすることです。

当施設では、歩行動作を細かく確認し、その方の目標に合わせたリハビリを行っています。「今さら相談してもいいのかな?」と思われている方も、ぜひ一度ご相談ください。

 
 
 

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