top of page
検索

変形性膝関節症は予防が大切。

 膝の痛みがあって、病院に行きました。レントゲンを撮り、診断結果は変形性膝関節症でした。電気治療をして、薬を処方されて、また一ヶ月後の診察。この膝の痛みはよくなるでしょうか。とのお問い合わせです。

 まず始めにお伝えしておくべきは、変形性膝関節症を治すことは、手術以外にはあり得ません。どういうことか説明すると、変形性膝関節症は関節の変形、つまり骨の変形になります。ボキボキ整体をしても、リハビリをしても骨の変形は改善しません。皮膚を開き、骨を削り、人工関節を入れて、アライメントを整えて、皮膚を閉じる。これが骨の変形を治すということです。

 ただ、変形性膝関節症による膝の痛み、関節のこわばりに関しては、リハビリで対応することが出来ます。

 変形性膝関節症による膝の痛みが、間違った動作によるもの、膝回りの筋肉の使い方が÷間違っている、筋肉が固くなっている場合には、リハビリにより痛みが変化することがあります。また、関節のこわばりに関しても、骨の変形以外で生じたもの、つまり筋肉の硬さや動きの悪さによるものであれば、これもリハビリで変化を感じることが可能です。

 現段階で、変形性膝関節症と診断されてい方は、これ以上の症状を進行させないように予防が重要になります。まだ、変形性膝関節症と診断されていない方でも膝の痛みがある方は、変形性膝関節症自体を予防することが更に重要になります。

 それら、予防に関してはリハビリが最も効果的であると言われています。医学的な根拠も多数あります。

 ただ、この予防を目的としたリハビリは目に見えるほどの効果は感じにくいですが、長年の積み重ねでようやく効果を感じることが出来ます。

 リハビリは続けるもの。諦めないこと。でも、頑張らないこと。それらが大切です。

 
 
 

最新記事

すべて表示
パーキンソン病の保険外リハビリ

日本神経学会のパーキンソン病治療ガイドラインによると、運動療法は、身体機能、健康関 連QOL、筋力、バランス、歩行速度の改善に有効であることして推奨されています。リハビリに用いる際の注意点として、「個々の重症度や症状に応じて」、「患者ごとにその内容を選択・構成して実施すること」の重要性が指摘されています。  このガイドラインを簡単に述べると、パーキンソン病の方には個別のリハビリが必要であるというこ

 
 
 
変形性膝関節症は、ケアの継続が必要。

変形性膝関節症は、膝の痛みや関節の変形、拘縮が主な疾患です。加齢、肥満、遺伝学因子、力学的負荷など多くの原因が影響して発症する多因子疾患です。  変形性膝関節症は、痛みなどの動きにくさにより生活障害を引き起こし、高齢者の介護認定となる要支援になる原因の1位、要介護になる原因の4位となります。現在、日本では変形性膝関節症の方は800万人と推定されていますが、全てを受け入れられるだけの容量が今の医療機

 
 
 
パーキンソン病の人は疲れやすい。

パーキンソン病の主症状として、安静時振戦、筋固縮、動作緩慢、姿勢反射障害といわれております。それらの主症状の影響により、関節の柔軟性が低下する、筋力が低下する、バランス能力が低下すなどの二次的合併症が引き起こされるため、その二次的合併症に対するリハビリは病期の進行を予防する上でも重要なアプローチ方法になります。  当施設でも、パーキンソン病患者さまに対して、お体の様子に合わせて、体の柔軟性を作る、

 
 
 

コメント


​あなたの“もっと”を叶えたい

自費リハビリ『となり』

営業日 :毎日営業

営業時間:7:00~21:00

    (月木7:00~12:00、19:30~21:00)

電話  :080-6451-8603

Eメール :rihatonari@gmail.com

住所  :松本市出川町6-8、うすいクリニックさま隣

​     南松本駅より徒歩13分、お車5分

bottom of page