top of page
検索

パーキンソン病のリハビリで大切なこと

2 日前
読了時間: 2分

「早くから、続けて、生活に合った方法を探す」

パーキンソン病では、手足が動かしにくい、歩幅が小さくなる、バランスを崩しやすい、歩き出そうとしても足が出ない、といった症状がみられることがあります。

こうした困りごとに対して、薬による治療とともに大切なのが理学療法・リハビリテーションです。

理学療法は病気そのものを治す治療ではありません。しかし、歩く力やバランス、日常生活での動きやすさを保ち、「動かないことによる体力や筋力の低下」を防ぐ助けになります。

特に大切なのは、症状が軽いうちから、無理のない範囲で続けることです。早い段階から定期的に体を動かし、動作の工夫を身につけておくことで、生活のしやすさを長く保てる可能性があります。


「足がすくむ」ときは、きっかけを使う

歩こうとしているのに一歩目が出ない「すくみ足」は、パーキンソン病の方にとって大きな悩みの一つです。

このとき、「頑張って歩こう」とするだけでは動きにくいことがあります。そこで役立つのが、外からの“きっかけ”です。

たとえば、

  • 床の線や目印をまたぐように歩く

  • 「1、2、1、2」と数えながら歩く

  • 音楽やメトロノームのリズムに合わせる

  • 歩く前に、どちらの足から出すか意識する

といった方法があります。

人によって合う方法は違うため、「自分にはどんなきっかけがあると歩きやすいか」を、理学療法士と一緒に探していくことが大切です。


「大きく動く」ことを意識する

パーキンソン病では、本人は普通に動いているつもりでも、実際には動きが小さくなっていることがあります。

そのため、腕を大きく振る、歩幅を広くする、体をしっかりひねるなど、普段より少し大きく動くことを意識した練習が行われます。

ただし、転倒しないことが最優先です。大きく動く練習は、体の状態に合わせて、安全な環境で行いましょう。


リハビリは「その人らしい生活」を守るためにある

パーキンソン病の症状や生活環境は、一人ひとり異なります。歩き始めやすい足、曲がりやすい方向、疲れやすさ、困っている動作も違います。

だからこそリハビリは、決まった運動をこなすだけのものではありません。

「買い物に行きたい」「家の中を安全に歩きたい」「自分で着替えたい」

そんな日々の希望に合わせて、動き方や環境を工夫していくことが、理学療法の大切な役割です。


※運動やリハビリの内容は、症状や体調によって異なります。始める・変更する際は、主治医や理学療法士など専門職に相談してください。

参考:岡田洋平「パーキンソン病の理学療法 Up to date」『理学療法学』42巻8号、2015年。

 
 
 

最新記事

すべて表示
ポキポキ骨をならすのは、本当は良いのか?

カイロプラクティックや整体で背骨・首・骨盤を動かしたときに鳴る「ポキポキ」という音。施術後に体が軽く感じることもあり、「骨が正しい位置に戻った」と説明されることがあります。 しかし、音が鳴ったことは、骨格が矯正された証拠ではありません。 ポキポキ音の正体 この音は主に、関節の中にある液体の圧力変化によって気泡が生じたり変化したりする「キャビテーション」と考えられています。指を鳴らしたときの音と近い

 
 
 
「膝のサプリを飲めば、軟骨は守れる」は本当?理学療法士が考える、膝の痛みとサプリメント

「膝が痛いから、ヒアルロン酸のサプリを飲んでいます」 「グルコサミンを飲んでいるから、これで膝の軟骨は大丈夫」  膝の痛みに悩んでいる方から、このようなお話を聞くことがあります。もちろん、サプリメントを飲むこと自体を否定するつもりはありません。しかし、「飲めば膝の中のヒアルロン酸が増える」「軟骨が再生する」「膝の変形を防げる」と考えているのであれば、一度立ち止まって考えてほしいと思います。  私は

 
 
 
指の痛みでペットボトルが開けられない。

☆ペットボトルが開けにくい「指の痛み」を上肢全体から考える 「ペットボトルのキャップが開けられない」 「物をつまむと指が痛い」 「何をしたらいいのか分からないまま、指の痛みが長引いている」 このような悩みを抱えている方は少なくありません。指が痛いと、どうしても「指に問題がある」と考えてしまいます。もちろん、指そのものに原因がある場合もあります。  しかし、指は指だけで動いているわけではありません。

 
 
 

コメント


​あなたの“もっと”を叶えたい

自費リハビリ『となり』

営業日 :毎日営業

営業時間:7:00~21:00

電話  :080-6451-8603

Eメール :rihatonari@gmail.com

住所  :松本市出川町6-8、うすいクリニックさま隣

​     南松本駅より徒歩13分、お車5分

bottom of page