top of page
検索

屋外を安全に歩くためには?

更新日:2024年12月3日

 10メートルを、10秒で歩けない場合、屋外の歩行が出来ません。

 リハビリでは様々な体の機能に対して研究が行なわれています。その中でも、屋外での活動、転倒の危険性を表す研究は多くあります。一番分かりやすいものが10メートル歩行と言われるもので、その名の通り、10メートルを歩いた時間を計測するものです。

 10メートルを歩くのに13.5秒以上かかった場合、転倒のリスクが高い状態です。

 30秒以上かかる場合は、トイレに行く、お風呂に入る等の普段の日常生活に支障が出てしまう状態です。

 屋外活動を考えると、10秒以下で歩けないと安全であると言えません。例えば、横断歩道の信号の間隔は、1メートルを1秒で歩く速度の基準で作られており、言い換えると10メートルを10秒で歩けないと横断歩道は渡りきれないと言うことになります。

 実際には、屋外で歩いている高齢者が、信号が変わっても横断歩道内にいることは目にします。当施設の松本市内ではよくあることです、ドライバーの皆さんも心優しく見守っております。そのため、歩けないということは言い過ぎかもしれません。ただ、歩く機能として不十分であると言うことは間違いありません。

 では、歩く速度を速めるために何をすれば良いかが問題になります。歩くために歩く練習をするのは少し間違っています。早く歩けない理由が、足腰の筋肉にあれば立ち座りやスクワットがおすすめです。脳卒中などの神経に障害がある場合、単に筋力トレーニングだけではなく、麻痺側をつかう機能訓練が必要になります。

 つまり、自分の体に何が足りていないかを確認して、適切な対処をすることが最低限の必要な課題になるわけです。

 先に述べた歩行のスピードは一つの指標です。

 それを達成するために行なうリハビリは人によっていろいろです。何をしたら良いか分からない場合は、一度ご相談ください。

 

 

 
 
 

最新記事

すべて表示
足の付け根の痛み

立ち座りや階段、歩いているときの不意の方向転換などで足の付け根に痛みがでる。そけい部なのか、お尻の外側なのか、よく分からない。でもその辺りが痛むという相談を受けました。ちなみにそけい部は、ビートたけしさんがやるコマネチというギャグの部部分です。...

 
 
 
パーキンソン病の新たな治療法

住友ファーマがiPS細胞からつくった神経細胞をパーキンソン病患者に移植する治療法について厚生労働省に承認を申請した、とのニュースがありました。これは、画期的です。世界的にもiPS細胞を使った治療法は初めてのことです。これから医療が加速度的に変化して、患者さんに対して良い方向...

 
 
 
老いは足から。

最近、つまずきやすくなった。立ったままズボンがはけなくなった。足が疲れやすい。そのようなご相談がいくつかありました。  医学的な研究の中でも、「老いは足から。」と言わざるを得ないものがあります。代表的なものがバランス能力は足から悪くなるということ。もともとのバランスは股関節...

 
 
 

コメント


​あなたの“もっと”を叶えたい

自費リハビリ『となり』

営業日 :毎日営業

営業時間:7:00~21:00

    (月木7:00~12:00、19:30~21:00)

電話  :080-6451-8603

Eメール :rihatonari@gmail.com

住所  :松本市出川町6-8、うすいクリニックさま隣

​     南松本駅より徒歩13分、お車5分

bottom of page